WEEKLY MARKET REPORT
週間為替市況レポート
対象期間:2026年8月3日(月) 〜 8月7日(金)

WEEK HIGHLIGHTS
  • WTI原油が急落: 米・イラン協議進展への期待から供給懸念が後退(週間-9.80%)
  • 株価指数が大幅反発: 雇用悪化を受けた利上げ観測後退でUS100が週間+5.12%の急伸
  • 金(XAU/USD)が急騰: ドル安と利上げ観測後退を背景に金買いが加速(+7.35%)
  • 来週の注目: 米CPI(消費者物価指数)と米小売売上高に市場の関心が集中

SECTION 01:注目銘柄(4時間足チャート)

WTI原油(USOIL)
-9.80%

USOIL Chart

7/31の84.67ドルから8/7の76.37ドルへ下落し、全銘柄中で最大の変動率(-9.80%)を記録しました。週初は米・イラン協議進展への期待から供給懸念が後退し大きく下落。その後も地政学ヘッドラインに反応する不安定な展開となりました。

XAU/USD(金)
+7.35%

XAUUSD Chart

米7月雇用統計の悪化を受けてドル安とFRBの利上げ観測後退が進み、金への買いが強まりました。WTI原油に次ぐ第2位の変動率(+7.35%)を記録し、4,342ドル台まで上値を伸ばしています。

US100(NDX)
+5.12%

US100 Chart

米雇用統計の悪化を受けてFRBの利上げ観測が後退し、金利上昇への警戒が和らいだことで、テクノロジー株を中心とする買い戻しにつながりました。前週の28,274.20から29,722.30へ大幅に反発しています。

USD/JPY
+0.21%

USDJPY Chart

前週の急落(-3.90%)から一転し、今週は157円台での揉み合いとなりました。日米金利差を意識したドル買いと、リスクオフの円買いが交錯し、方向感に欠ける展開が続いています。

SECTION 02:週間騰落率ランキング
※前週金曜NY終値(7/31起点)から今週金曜NY終値(8/7)までの変動率(絶対値順)。

1WTI原油(USOIL)
84.67 → 76.37
-9.80%

2XAU/USD(金)
4045.25 → 4342.63
+7.35%

3US100(NDX)
28274.20 → 29722.30
+5.12%

4US500(S&P500)
7489.72 → 7757.64
+3.58%

5US30(NYダウ)
52485.03 → 54036.93
+2.96%

6AUD/USD
0.70280 → 0.70675
+0.56%

7USD/CAD
1.40138 → 1.39409
-0.52%

8EUR/JPY
181.567 → 182.392
+0.45%

9EUR/USD
1.15304 → 1.15596
+0.25%

10USD/JPY
157.461 → 157.794
+0.21%

11NZD/USD
0.58882 → 0.58947
+0.11%

12GBP/USD
1.34804 → 1.34936
+0.10%

13USD/CHF
0.80731 → 0.80803
+0.09%

参考:マクロ指標(週間変動)
DXY(ドル指数): 99.60 (-0.20%)
VIX: 14.90 (-6.82%)
米2年債利回り: 4.150% (+2.0bp)
米10年債利回り: 4.660% (-8.5bp)

SECTION 03:今週のハイライト解説
米雇用統計の悪化と株価指数の反発

米7月雇用統計で非農業部門雇用者数が2.3万人減少し、5・6月分も合計10.3万人下方修正されました。これを受けてFRBの利上げ観測が後退し、金利上昇への警戒が和らいだことが、テクノロジー株を中心とする買い戻しにつながり、US100は週間+5.12%となりました。株高は景気改善を意味するものではなく、雇用悪化と金融政策観測の変化が同時に表れた動きとして整理されます。

金(XAU/USD)の急騰

米7月雇用統計の悪化を受けてドル安とFRBの利上げ観測後退が進み、金への買いが強まりました。XAU/USDは週間+7.35%となりました。地政学要因も変動要因の一つですが、今週は米雇用指標と金融政策観測の変化が主因として市場を牽引しました。

WTI原油(USOIL)の急落

WTI原油(USOIL)は、7/31の84.67ドルから8/7の76.37ドルへ下落し、週間-9.80%となりました。週初は米・イラン協議進展への期待から供給懸念が後退し、原油価格が大きく下落しました。その後も地政学ヘッドラインに反応する不安定な展開となっています。

投機筋ポジション動向(CFTC分析)

米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した最新データ(Legacy COT / Futures Only / Non-Commercial、8月4日基準)によると、USD/JPYの投機筋ネットポジションは+45,473枚となり、前週から-117,939枚の大幅縮小となりました。これは投機筋のUSD/JPY買い偏りが縮小したことを示す補助材料です。

⚠️ 注意:USD/JPYは週間+0.21%上昇していますが、CFTCネットは+163,412枚から+45,473枚へ縮小しており、価格上昇とポジション変化は一致していません。CFTCデータは火曜日基準のため、週後半の動きは反映されていない点にご留意ください。

USD/JPY(8/4基準)
ロング
192,701枚
ショート
-147,228枚
ネット
+45,473枚
総建玉
419,393枚
前週比:ネット -117,939 / 総建玉 -12,973
米10年債(8/4基準)
ロング
467,278枚
ショート
-1,446,521枚
ネット
-979,243枚
総建玉
5,265,447枚
前週比:ネット -103,124 / 総建玉 -48,031

⚠️ 米10年債:CFTCネットは-876,119枚から-979,243枚へ売り偏りが拡大。一方、米10年債利回りは週間-8.5bpとなり、債券先物ポジションと市場トレンドは一致していません。

※USD/JPY欄は、CFTC公式の日本円先物ポジションをUSD/JPY方向へ反転表示しています。公式原数値は非商業ロング147,228枚・ショート192,701枚で、表示値は方向換算後の数値です。
※CFTCデータは週次の補助材料であり、単独の売買シグナルではありません。

SECTION 04:来週の注目イベント
※日時はすべて日本時間(JST)。結果はいずれも未公表(2026年8月9日確認時点)。

8/10(月)08:50
★★★
🇯🇵 日銀金融政策決定会合における主な意見の公表
日銀の政策判断や委員の議論を確認します。

8/11(火)13:30
★★★
🇦🇺 RBA政策金利&声明発表 / 四半期金融政策報告
前回4.35%据え置き。民間予想も据え置き。声明の文言変化に注目。

8/11(火)14:30
★★★
🇦🇺 RBAブロック総裁の記者会見
政策金利発表後のメディア会見。今後の金融政策のヒントを探ります。

8/12(水)21:30
★★★
🇺🇸 米消費者物価指数(CPI / コアCPI)
FRBの利上げ・利下げ判断に直結する最重要指標。コアCPIは食品・エネルギーを除いた物価指数。

8/13(木)15:00
★★★
🇬🇧 英国 第2四半期GDP【速報値】
前回+0.6%/+0.9%(前期比/前年比)、民間予想+0.4%/+1.1%。

8/13(木)21:30
★★★
🇺🇸 米生産者物価指数(PPI / コアPPI)
インフレの先行指標。コアPPIは最終需要から食品・エネルギー・貿易サービスを除いた指数。

8/14(金)08:30
★★★
🇦🇺 ブロックRBA総裁、下院経済委員会に出席
議会での証言。金融政策に関する踏み込んだ発言に注目が集まります。

8/14(金)21:30
★★★
🇺🇸 米小売売上高&【除自動車】
前回:総合+0.2%/除自動車-0.2%(前月比)。予想:総合+0.2%/除自動車+0.2%。消費動向の確認。
★★★:最重要(中央銀行・GDP等) / ★★:重要

【データ出典】
為替・XAU/USD(スポット価格)・WTI(USOILスポット相当):FX Daily Levels(当社集計)
US30・US500:Reuters
US100:Nasdaq公式NDX履歴(補完:CNBC NDX
VIX:Cboe公式
投機筋ポジション:CFTC公式(CME・日本円先物) / CFTC公式(CBOT・米10年債) / cot-feed.json
経済指標予想・重要度:fxshihyo.com
米雇用統計:BLS雇用統計プレスリリース
日銀:日銀金融政策決定会合カレンダー
公式情報:RBA金融政策 / BLS発表スケジュール / ONS GDP / Census Bureau小売

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本レポートは情報提供のみを目的としており、投資勧誘や売買の推奨を意図するものではありません。記載された情報や見解は作成時点のものであり、市場環境の変化等により予告なく変更される場合があります。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行われますようお願いいたします。本レポートの利用により生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。