2022/12/19より、公式LINEにてお伝えをしてきた内容となります。
(一部の投資家の皆さんには上手く伝わっておらず、大変失礼致しました。)
損切り後に頂いた質問を一部まとめました。
成功報酬について
損切り前の残高に戻るまで、成功報酬は発生いたしません。
損切り後の相場
2023年1月10日 2:00頃に直近高値レートを超えたため2020年9月以来の損切りを行いました。
損切りについて
2023年1月10日 2:00頃|損切りを実施
今回損切りを実施した主な理由は、
- 2023/1/10(火)パウエル議長の要人発言
- 2023/1/12(木)重要指標(米国CPI)
上記の結果によりもちろん『ドル買い』になる可能性もありますが、経済指標や発言材料の予想と反した場合はさらに含み損が大きくなります。
※直近2か月間の『ドル売り』は、要人発言・米国CPIの数字が大きな要因
FXをギャンブル感覚ではなく、中長期で継続する事を目的にこれまで進めてきましたので、今回の損切りを実施いたしました。
ご理解、ご了承を頂ければ幸いで御座います。
※先週からの為替相場の流れは、以下の市況をご参考願います。
昨年10月よりお伝えをしておりました、『新システムの稼働を追加』に向けて進めていきます。(2023/1/12 米国CPI発表後を予定)
ご質問、ご不明な点が御座いましたら、引き続き公式LINE宛にご連絡をくださいませ。
2023年1月9日時点|損切りレートの設定(予定)
先月より3週にわたり含み損の状況をお伝えをしてまいりましたが、今週は超重要指標である「米国CPI(消費者物価指数)」・要人発言が予定されております。
直近の高値レートを抜けたあたりにて、損切りレートを設定予定です。
※あくまでも目安となりますので、2023年1月9日 12:00現在での状況
損切り率はおおよそ『5~6%』程度を想定しております。(急変相場時は多少前後いたします。)
- 2022年11月:約300pips上昇
- 2022年12月:約150pips上昇
またその他にも、米国の要人発言による内容でユーロドルはこれまで上昇傾向にあります。
ウクライナ侵攻による経済不安は未解決ですが、、、
米国の消費者物価指数・要人発言内容で『ドル売り』が先行する結果、相対的に『ドルストレートは買われる』という状況です。
今週は2022年11月以降の『ユーロドル上昇』となった二大要因である、
- 火曜日:要人発言(FRB議長)
- 木曜日:米国CPI(消費者物価指数)
上記の内容が予定されています。
その他にもテクニカル的な理由はありますが、現在のマーケットは米経済の状況に左右されております。
これ以上継続したポジション保有は、さらに含み損が大きくなる可能性がありますのでひとまず損切りレートを設定(予定)となります。
※これまでの為替市況は以下をご参考下さいませ。
また、2022年10月頃にお伝えを致しました『新しいロジック』の稼働を今週より予定しております。
2023年1月4日時点
年末年始も稼働を続行しております。
2022年12月5日の週報以降、含み損約3~4%にて推移する状況が続いています。
年末年始の閑散期という事でレンジ相場が続き、大きく状況は変わっておりません。
プラススワップが追加されています。
- 通貨ペア:EUR/USD
- ポジション:売り
- ±0地点:『1.02250』
- 含み損:約3%程度
相場状況によっては『損切り』を検討しております。
ファンダメンタルズ・テクニカル分析については以下をご参考下さいませ。
EUR/USDの現状|2022年12月19日時点
勉強会でもお伝えをしている通りEURUSDは、
- ウクライナ侵攻による地政学リスク
- 政策金利差の乖離
などによる売りのみエントリーしています。
それでは以下にて、ユーロドルのファンダメンタルズとテクニカル分析を図解します。
ファンダメンタルズ分析1
現在のEUR/USDの上昇要因です。
- 2022/11/4:「ラガルドECB総裁の発言」
- 2022/11/10:米CPI(消費者物価指数)
- 2022/11/30:パウエルFRB議長発言
以下にて補足していきます。
2022/11/4:「ラガルドECB総裁の発言」
ここが上昇の起点でした。
2022/11/3のFOMCにて、パウエルFRB議長は政策金利の利上げに対して「政策効果が現れるまで、タイムラグを考慮した利上げペースで一時的に様子をみる」と発言をしました。
これは2022年12月の利上げを75bpから50bpするという内容のものでした。(=従来より利上げペースが鈍化する)
そして2022/11/4のラガルドECB総裁の発言では、上記のパウエルFRB議長とは正反対の意見となり、「政策効果が現れるまで待つわけにはいかない」と利上げをし続ける事に対して前向きな姿勢の発言を行いました。
ここで、米ドルとの金利差が縮小するのでは?というマーケットの期待感より、ユーロが買われ結果的にユーロドルは220pipsほどの上昇となりました。
2022/11/10:米CPI(消費者物価指数)
米CPIにて、弱い数字が出たことにより市場はインフレペースが鈍化したと判断し、ドル円に関しては6.5円(650pips)の大幅下落となりました。
対ドルのユーロドルにも影響し、ユーロドルは翌日も含めて400pipsほどの上昇となりました。
2022/11/30:パウエルFRB議長発言
FOMCのブラックアウト期間前の最後のパウエルFRB議長の発言にて、マーケットはハト派内容だと認識。
- 【これまでの発言内容】「引き締めしすぎるリスクよりも、引き締めが足りないリスクの方が危ないので、多少痛みを伴わなければいけない。」
- 【11/30の発言内容】「引き締めしすぎて、意図せぬ利下げという事態を避けるために、利上げ幅を調整していく」
CPIにて「インフレペースが鈍化」していた事もあり、マーケットはハト派意見に対して過剰反応したと感じています。
これまでのパウエル議長の発言を確認していると、当時の内容も決してハト派的な意見でもないのですが、、、米CPIの結果が弱ったことが影響された!と推測しています。
上記がおもにEUR/USDが上昇している要因となりましたが、基本的にはドルの影響がとても強く出ている相場状況です。
11月前半よりユーロドルだけではなく、対ドルの通貨ペアは全て上昇している状態が続いています。
続いて欧州経済にフォーカスしていきます。
ファンダメンタルズ分析2
欧州経済にフォーカスすると、以前と同様に経済的に良くない状態が続いています。
しかしユーロが買われている要因として、
- ECBの積極的な利上げ
- 英国経済悪化
上記がおもな要因となり、これまで以上にユーロが買われているのでは?と推測しております。
またECB(欧州)とBOE(英国)は、2022/12/15に政策金利発表を行いどちらも予想通りの50bpでした。
しかし声明文・発言内容は全くと言って良いほど真逆の内容となりました。
- BOE:「リセッション入り」などかなり経済面において問題ありの内容
- ECB:「QTも3月から開始」「一定期間の利上げ継続」など、具体的な数字によるタカ派意見
欧州への期待値が高まり、インフレペースが鈍化している米ドルは売られ、ポンドは経済的に問題があり、消去法的にもユーロが買われた感があったのではと推測しております。
まとめ
現時点では、年内の注目すべき重要指標が終わっていますので、ある程度の方向性が見えた相場状況に変化していくと考えています。
特に注目している点は、
- 米ドルの買い戻し
- 欧州のリセッション問題
米ドルは、
2022/12/14のFOMCにて利上げペースが鈍化した事になりますが、物価指数は7%台と依然と高い状況が続いています。
そしてFOMC・パウエルFRB議長の発言内容は完全にタカ派方向でした。
直近の政策的には『利上げペースが鈍化!』という事で下落に転じたとしても、事実としてはまだまだ金利の引き上げは続いていきます。
FOMCにてターミナルレートは上方修正されていました。
来年も引き続き金利が上がる予定なので、2022年ほどの米ドル買いの勢いはありませんが、、、「利下げなどの具体的な数字=政策転換」がされない限りは、中長期的に米ドルは引き続き買われる対象になりやすい通貨だと感じています。
そうなれば、必然的にドルストレートは下落していく可能性があります。
そして欧州のリセッション問題です。
今回のラガルドECB総裁の発言がタカ派だった為、インフレ2%の目標を達成するまではどんどん利上げを視野に入れているのではないか?と今回の会合で市場は捉えています。
しかし、利上げをしすぎると景気後退(リセッション)に陥ってしまうのでは?というリスクに注目が集まったのか?ECBの会合後に欧州株価が大幅に下落しました。
株価の下落は、今後のユーロの動向にどのような影響を与えるのか?注目していく必要がありそうです。
続いてテクニカル分析について解説します。
テクニカル分析
テクニカル分析について図解します。
ただ現在はクリスマス・年末の閑散期に突入しますので、テクニカルが効きにくい相場ではあります。
RSI
まずは、日足RSIの水準(オレンジ丸)ではすでに買われすぎの局面になっています。
基本的に買われすぎの水準に到達した場合は、一時的な反発が発生する傾向にあります。
またここ数年のチャートにて意識されている水平線(横ライン)が引ける箇所、レジスタンスライン(赤線)での跳ね返しをしている状態。
大きな下落にならなくても一時的な折り返しへの期待があります。
フィボナッチ
2022年1月以降の相場にてフィボナッチを適用すると、多くの人が意識している「38.2」到達後に折り返しをしています。
ここから一時的な反発に期待をしたい所です。
結論
今後の対応について、一般的な選択肢は以下となります。
- 損切り(仕切り直しして利益をまた積み重ねるマインド)
- このまま保有し続ける
- システム停止・裁量にて対応
通常であれば、これまでと同様にシステム稼働は停止・裁量トレードにて対応をしながら処理をするという形が理想です。
しかし今回はクリスマス・年末という市場の流動性が大幅に低下し、方向感がつかみにくい局面となります。
もう暫く様子見をしながら無駄なエントリーを行わずに、クリスマスないし年末までという時間との戦いにはなりますが適切なタイミング(損切りも視野)にはありますが、ポジションの手仕舞いを実行したいと考えています。
(2022年12月25日追記)
今週一週間は、ドルストレートにとっては相場を大きく動かす材料が無く、レンジ相場となりました。
そのため引き続き相場の状況を見ながら、『稼働続行』または『損切り』を視野に進めていきます。
※稼働続行時は、年末年始に関係なくトレード対応を行います。
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